アウディA7の車高調交換を素人がDIYで行いました。体力は必要ですが、数千円の工具があれば交換できましたので、紹介します。
普通の工具セットのほかに特別に買い足した工具
・ロングスピンナーハンドル505mm
・ラスペネ
・21mm TONE ソケット
・スプリングコンプレッサー
・75°のメガネレンチ16×18(mm)
リアショックの底の21mmのボルトがとてつもなく固着していたので、それと戦うために上3つの工具を買いました。21mmのソケットはありましたが、固着しているボルトに使うため、なめてしまわないように念のため高い精度のものが良いと思いTONEのソケットにしました。ロングスピンナーハンドルとラスペネは今後も活躍してくれそうです。スプリングコンプレッサーはもう要りません(笑)
手順 リア
①リアショックを外す
リアから交換しましたが大変でした、、、
外すボルトはショック上部の16mmを2つと
ショックの下側が留まってる21mmのボルトのみで、特に内張り?などを外す必要はない分は楽ですが、21mmが硬いのなんの。。。
車高調が届く前からチャレンジしていましたが、トルクも高い&おそらくサビもありで本当にびくともしませんでした。スピンナーハンドルとラスペネ、さらにジャッキの棒でスピンナーハンドルを延長したところなんとか回りました。
②リアスプリングを外す
ショックを外した後はスプリングコンプレッサーを使いバネを縮めて抜くのですが、これは力勝負ではなく頭脳勝負という感じでした。
縮めるだけでなく、ブレーキローター側を下に押し、車体とバネ上部のゴムの間にマイナスドライバーを入れながらずらすという感じでずらしながら外しました。上の画像は車体とバネ上部のゴムの間にある程度隙間ができた状態です。ここまで来たらあとはゴム部分を少しずつ手間に引っ張ると抜けます。
反対側はアッパーアーム?のボルトを外したらローター側が下に沈みやすくなるので、少しだけ楽に外せました。
③ショックのマウントを外す
このようにくぼんでいるため、普通のメガネレンチは入りません。また、ナットの内側の長方形ぽいやつも一緒に回ってしまうため普通のラチェット&ソケットも使えません。そのため、75°の角度がついたメガネレンチを購入し、それを使いました。
ペンチで内側の長方形のやつをメガネでくるくる回して外します。で、新しいものと取り換えて逆の手順でナットを付けます。
④車高調のスプリングを取り付ける
スプリングコンプレッサーで縮めながらさっきと逆の手順で少しずつ押し込んでいきます。
⑤ショックを取り付ける
こちらもさっきと逆の手順で新しいショックを取り付けていきます。これはそこまで難しくないです。
手順 フロント
①アッパーアームを外す
この作業はロアアームなどをジャッキアップさせてアッパーアームが地面と水平かそれより上を向いた状態にさせたほうがやりやすいです。
ボルトとナットは両方16mmでとまっているので、両方に16mmメガネレンチをセットして外します。そこまで固くないです。ナットが外れたら、ボルトは指で掴んでは抜けないので、何か細いものをボルトに当ててハンマーで軽くトントンしながら押してボルトを抜きます。
そして、アッパーアームをハンマーでトントンしながらアッパーアームを外します。以下はアッパーアームが外れた状態。なかなか抜けず苦労しました。
②カップリングロットを外す
ここで言う30のアームのことですが、これは16mmでとまっているのでそれを外す。以下の画像で黄色で囲んだ片方が外れているアームのことです。
③サスペンションフォーク(ショックの下についている)ものを外す
上の画像の緑で囲んだボルトとナット両方18mmを外します。この辺で、ケーブルやホース類をブラケットから外しておきます。もう少し早くやってもいいかもしれません。
④アッパーマウントのボルトを外す
エンジンルームのカバーを外し、4本の13mmのナットでとまっているアッパーマウントを外します。
ただ、最後の1つだけは完全には外さずに置いておきます。
⑤サスペンション全体を車体から外す
片方の手でショック部分を持ち、もう片方の手でアッパーマウントの最後の1つのナットを外して、アッパーマウントのボルトを穴から抜きます。重さで自然と抜けます。そして、サスペンション全体をゆっくり下ろしていき、斜めにしながら外に出します。各種ケーブル、ホースに注意しながら行います。
⑥サスペンションフォークを外す
18mmのボルトとナットを外し、ショックを挟んでいるところの隙間にマイナスドライバーなどの工具を入れて隙間を広げてショックを抜きます。
⑦アッパーマウントをショックから外す
スプリングコンプレッサーでスプリングを縮めておいてから、75°メガネレンチ18mm側と六角レンチの6mmを使ってアッパーマウントをショックから外します。
⑧新しいショック、スプリング、アッパーマウントを組み付ける
先ほどの逆の手順で組み付けていきます。
⑨その後も逆の手順で車体に取り付け
あとは難しい作業はなく逆の手順で取り付けていくだけです。ただ、アッパーアームがなかなか差し込めず苦労しました。汚れをとってあげて少しハンマーでトントンしてあげると差し込めます。
1日で前後左右全て交換したので数日間全身筋肉痛でした。(笑)
いや、でもこれらの工具は本当に大活躍でした!!スプリングコンプレッサー以外は今後も活躍してくれそうで今後も楽しみです。
参考にした動画も載せておきます。
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